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「危険予知活動」明日から建築現場で使える職長さんの為の文例集

今日は明日から使える現場職人さんの為の「危険予知活動」文例集をご紹介いたします

毎朝書く危険予知活動シートの参考に使用して下さいね。Σ(・ω・ノ)ノ!

 

まず初めに建築現場で起こりうる災害の型をグラフで張り付けてるので、今日の作業がどの型式に当てはまるかを理解して頂き選んで下さい。

※グラフは平成30年労働災害発生状況です

 

 

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墜落・転落

 危険のポイント

  1. 足場から身を乗り出して作業を行い体勢を崩して墜落
  2. 資機材受け渡し時に手袋に引っ掛かり引っ張られて墜落
  3. 昇降階段を使用しないでよじ登り手足がすべり墜落
  4. 上部作業中に背が足りず単管パイプに乗り足元が滑り墜落
  5. ウィンチで荷取込み作業中に手すりを外しており取込みに夢中になり、開口部に後退りし墜落
  6. 交差筋交いに身を預け固定されておらず、外に放り出されて墜落
  7. ローリングタワーで作業中に作業員を乗せたまま移動し、体勢をくずし墜落
  8. 脚立を使用する際に手に物を持ったまま使用し足を踏み外した際に体勢を崩し転落
  9. 脚立使用時に不安定な場所に設置し脚立ごと倒れて転落する
  10. 脚立使用時に開き止めを掛け忘れ、作業中に開き体勢を崩し転落 

 安全対策 

  1. 足場上では安定した体勢で安全帯を使用し、身を乗り出さないと届きそうにない時は監督員と相談する。
  2. 資機材の受け渡し時は必ず安全帯を使用し、袖口等は引っ掛からないように絞る
  3. 上下層への移動は必ず昇降階段をしようする。
  4. 上部で足場が足らない場合は監督員に相談し足場を設置してもらう
  5. 荷取込み作業時は必ず安全帯を使用し、取込んだら都度手摺を復旧する
  6. 足場の始業前点検を実施し、外れ、ゆるみ等無いか安全を確認する
  7. 横着行動は絶対にしない、作業手順の確立・遵守
  8. 荷物を持って使用しない、作業手順の確立・遵守
  9. 脚立設置時の地盤確認、水平設置確認
  10. 開き止め確認の徹底、注意喚起表示の使用

 

交通事故

 危険のポイント

  1. 積込み作業中に後ろから一般車両に轢かれる 
  2. 車両誘導中に躓き転倒し、誘導しているトラックに轢かれる
  3. 傾斜地にトラックを駐車しサイドブレーキをかけ忘れており、車両が民家に突っ込む
  4. 軟弱な地盤にトラックが侵入し車両が傾いて積んでいた荷物が崩れて作業員が下敷きになる
  5. ユニック車のブームを上げたまま走行してしまい電線を引っかけて感電する。
  6. 作業場への進入、退出時に、歩道を歩いている歩行者に気づかず、轢いてしまう

  安全対策

  1. 積込み作業時は誘導員の支持に従い、カラーコーン等で作業区画を明示する
  2. 誘導する時は車両の真後ろは避けて、運転席側の斜め後ろ辺りで誘導する
  3. 車両駐車時は、必ずサイドブレーキを引きチェンジを入れ、輪留めを使用する
  4. 車両を進入させる前に必ず地盤が強固であるか確認する 。
  5. 横着行動の禁止、作業手順の確立・遵守
  6. 必ず誘導員の支持に従い、歩道横断時は徐行し左右確認を徹底する。

挟まれ・巻き込まれ

 危険のポイント

  1. 高所作業車での作業中に不意に旋回されて、建物とバケットに挟まれる
  2. 重機の手元作業中に死角に入ってしまい物を取ろうとしたところ重機が動き挟まれる
  3. 機械点検作業中に首にタオルを巻いており機械の回転体に巻き込まれる
  4. クレーン作業中に荷を吊り上げた際、重心が取れておらず荷が振れて作業員が建物と吊荷に挟まれる
  5. 重機下部点検作業中に他作業員が知らずに運転し挟まれる
  6. 回転している左官ミキサーに異物を取ろうとし、腕を巻き込まれる
  7. 移動式クレーンが傾き転倒して挟まれる

 安全対策

  1. 高所作業車オペと合図仕方を打ち合わせて、作業員が合図をするまで、動かさないようにする。
  2. 重機に近寄る時は必ずオペレーターに声を掛け重機が止まってから近寄る
  3. 皆で対面チェックを行い服装等をチェックし巻き込まれ防止する。
  4. 必ず荷の重心を捉えて、地切りを行い、吊り上げの際は荷から離れる
  5. 点検している事を周知徹底し、監視人をつけて、万が一に備えて鍵は抜いておく
  6. 回転している機械には絶対に手を近づけない、作業手順の確立・遵守
  7. アウトリガーの最大張り出し、吊り荷重の検討

激突

 危険のポイント

  1. ダンプカーがダンプしたまま走行しケーブルラックに激突
  2. クレーン作業中に吊り荷が振れて荷が建物に激突
  3. 重機のバケットが旋回時に建物に激突
  4. 生コン車が現場進入時に仮設ゲートに激突
  5. 一般車両が夜間足場に気づかず激突する

 安全対策

  1. 必ずダンプし終えたら荷台が下りているの確認する
  2. 旋回時は必ず荷を安定させてから低速で行う
  3. 周囲の安全確認を徹底し、作業手順の確立・遵守する
  4. ゲート高さを確認し、不備があれば監督員に相談する。
  5. 車両が通行する箇所には電飾を取り付け注意を促す

崩壊・倒壊

 危険のポイント

  1. コンクリートブロック解体作業中に壁が倒壊して下敷きになる
  2. 地盤が陥没して足場が倒壊する。
  3. コンクリート打設中に側圧が強すぎて型枠が崩壊する
  4. 足場上に重量物を仮置きして足場が倒壊する
  5. 法面近くで重機作業中に法面が崩壊して、重機が転落する
  6. 資材置き場で積み上げていた仮設材が崩れて下敷きになる

 安全対策

  1. 出来るだけ上から少しずつ砕いて解体する、倒壊が予測される危険個所には作業員を配置させない
  2. 足場組立前に地盤を確認し沈下の恐れがある場合は監督員に相談し地盤改良などの処置を講じてもらう
  3. 打設前に型枠組立図を確認し補強等漏れが無いよう確認する、コンクリート打設スピードを適切にする。
  4. 足場の最大積載荷重を確認し、それを超える荷は分散させるか、地上に下す
  5. 法面近くでの作業は原則行わない事、雨降りの翌日は特に気を付ける
  6. 仮設材の梱包は確実に行い、1段以上積み上げない事

飛来落下

 危険のポイント

  1. クレーン作業中に突風が吹いて荷が崩れて落下する
  2. 玉掛用ワイヤーが破断し吊り荷が落下する
  3. 楊重時に吊り荷の重心からワイヤーが外れたまま吊り上げワイヤーが外れて落下
  4. 手元を誤り工具が落下する
  5. 作業床の上に資機材を仮置きの際、他作業員が蹴飛ばして落下させる
  6. 資機材の受け渡し時意思疎通がうまくいかず落下させる
  7. ウィンチで荷を取り込み作業中に手元を誤り荷が落下
  8. 屋上作業時パラペットの上に置いていた小道具が資材振り回し時に接触し落下

 安全対策

  1. 天気予報をチェックし風速10m以上の強風時は作業を中断する、有資格者が確実に玉掛をし固縛を確認する。
  2. ワイヤー、吊具を始業前点検をし確認用テープで表記する
  3. 地切りを確実に行い、重心のずれが無いかワイヤーのかかり代は十分あるか確認する
  4. 腰道具等はツールキーパーを使用して落下防止する
  5. 小物類は電工袋等に入れて落下防止する
  6. 資機材受け渡し時は必ず「持った」「離した」等の声掛け確認を徹底する
  7. 取り込み時は二人以上で十分手元等注意して作業を行うと共に、万一に備えて下部作業員は取り込みの下に入らない
  8. パラペットの上には工具や資機材は絶対に置かない

転倒

 危険のポイント

  1. 資機材に躓き転倒する
  2. 電気ドラムのコードに足が引っ掛かり躓き転倒する
  3. 昇降階段の踏み板を踏み外し転倒する
  4. 足場の段差に躓き転倒する
  5. 通路上の支障物に足を取られて転倒する

 安全対策

  1. 作業員の動線上は常に整理整頓する、一作業、一片付けの徹底
  2. 通路上に線がまたぐ際には線を養生し引っ掛からないようにする
  3. 昇降階段使用時は必ず手摺を持つ
  4. 足元を十分注意し、表示等で注意を促す
  5. 事前に確認し支障物を取り除く又は養生する

動作の反動・無理な動作

 危険のポイント

  1. セメント袋を持ち上げる際に、急に持ち上げてしまい腰を痛める
  2. 電動ドリル使用時に片手て作業を行い鉄筋が噛んで腕が負け痛める
  3. 解体作業中に勢いよくパネルを外した反動で他作業員に接触
  4. 長尺物を取り扱い時に勢いよく振り回し第三者接触する
  5. ボルトを外す際に固かったので力いっぱい入れたらスカして工具で顔をぶつける
  6. 上部から資機材等を投げて、勢い余って歩道に飛び出し第三者接触

 安全対策

  1. 重量物を持ち上げる時は腰を据えてゆっくりと持ち上げる
  2. 電動ドリルの使用は必ず両手を使って作業する
  3. 周囲を十分確認し、落ち着いて作業する
  4. 周囲を十分確認し、落ち着いてさぎょうする
  5. 工具付近に顔を持っていかない
  6. どんな物も投げない

切れ・こすれ

 危険のポイント

  1. 電動丸鋸使用時に反発して作業員に当たる
  2. カッターナイフ使用時に勢い余って身体を切る
  3. グラインダー使用時に刃が外れて身体にあたる
  4. セーバーソー使用時に手元を誤り身体を切る

 安全対策

  1. 始業前に必ず始業前点検を実施し安全を確かめる
  2. カッター使用時は切る方向に自分の身体を持ってこない
  3. 始業前に始業前点検を実施しゆるみ等ないか確認する
  4. 手元を十分注意し、切る方向に身体をもってこない

 

以上になります。まだまだ危険予知活動あると思いますので、思いつけばまた足していきたいと思いますΣ(・ω・ノ)ノ!